第29回生涯学習奨励賞表彰式 主催者挨拶

                   公益社団法人 日本通信教育振興協会
                             会長 浅井三郎

第29回生涯学習奨励賞表彰式にあたりまして、ひと言ご挨拶申し上げます。
まず始めに、本日受賞される皆様、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
また本日は、皆様のために文部科学省生涯学習政策局民間教育事業振興室長の伊佐敷
真孝様にご臨席いただいております。ありがとうございます。
また、受賞者の皆様の他にも、学習指導員の先生方も多数ご出席くださっております。ありがとうございます。

さて、本日受賞される皆様は、生涯学習奨励講座として認定されている講座を受講され、最も優秀な成績で修了された方であります。通信教育は独立学習ともいわれまして、誰にも強制されることなく、自分の意志で学習を進める独立自尊の学習システムを基本としております。皆様は、基本的には、自助努力をもって優秀な成績を修めましたことに、深く敬意を表したいと思います。
本日いただく文部科学大臣賞は、実は大変な賞であります。なかなかいただけるものではありません。それだけ文部科学省が、生涯学習としての社会通信教育を重要視しているからこその授賞でございましょう。

通信教育は、いつでも、どこでも、だれでも学べる学習方法ですので、生涯に亘って学習をする生涯学習社会のエースでもあります。生涯学習と言えば、江戸の儒学者、佐藤一斎の「言志晩録」に
   少にして学べば壮にして為すこと有り
   壮にして学べば老いて衰えず
   老いて学べば死して朽ちず
という一節があります。受賞者の皆様と、ご列席いただいている学習指導員の先生方は、生涯学習で成果を上げた方々ですから、これからも学び続けて、豊かな人生を送られることでしょう。

さて、受賞者の皆様、教えることは、すなわち、学ぶことであると言われます。生涯学習社会とは学んだ成果を、今度は社会に生かしていくということでもあります。優秀な皆様は、今度は教える側に立ってみてはいかがでしょうか?
当協会では、生涯学習の学習支援者としてのスキルを学んでいただくために、学習指導員講習という通信講座を行っております。すでにこの講習で学んで、学習指導員となり、全国各地でたくさんの方が活躍されていらっしゃいます。本日この会場にもいろいろな分野の学習指導員の先生方が、お忙しい中、お見えいただいております。受賞式の後の祝賀会では、ぜひ、皆様方の先輩でもある学習指導員の先生方と交流されますことお勧めいたします。

本日受賞された皆様のご発展とご健勝をお祈りして、ご挨拶といたします。

(2017年11月25日 表彰式での挨拶より)

                        

                      

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