2017年新春のご挨拶


 


 文部科学省 
 生涯学習政策局 生涯学習推進課 
 民間教育事業振興室長 助川隆氏

皆様、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
11月、12月といろいろ騒がしかったところですが、年が明けました。年が明けて何が変わるかということを、私なりに考えてみました。

1点目は、間もなく中央教育審議会が第8期から第9期になろうとしていることです。中央教育審議会の委員の任期は2年間となっており、今度の2月で第8期の委員の任期が満了します。1月11日に中央教育審議会生涯学習分科会の会議が開かれた際、ある先生が、人生は1対3と述べられました。何が1対3か。今や平均寿命が延び、これから人生100年の時代を迎えようかとしています。大学院修士課程を修了すると、大体25歳前後で社会に出ていくわけですが、学校で学ぶ期間が25歳までで、残りの75年の長い期間を学校を出てからの生涯学習の期間として過ごしていくことになります。
生涯学習の期間がそれまでの期間の3倍ということで、1対3。そういうわけで、生涯学習の重要性はこれまで以上に高まるのではないかというお話でした。その場に居りました事務局職員全員、身が引き締まる思いでそのお話を伺った次第です。

年が明けてもう一つ変わったことは、先ほど浅井会長のお話にもありましたように、今年は酉年になったことです。前回の酉年の2005年に、通教振では学習指導員制度をつくられました。この時の酉年から昨年の申年までの12年間で、およそ2000人の方が学習指導員として認定されています。これからも同様に認定される方がどんどん増えていくことと思います。学習指導員制度が発展し、学習される方々が、学習の成果を活用する、あるいは次に学習される方の学びの支援をすることで、ますます生涯学習が発展していくことを期待しております。

新しい年、新しい酉年になりました。酉年にふさわしく羽ばたいていけるよう本日お集まりの会員の皆様、賛助会員の皆様、そして、公益社団法人日本通信教育振興協会の発展をお祈りいたしまして、私からのご挨拶といたします。

(平成29年1月13日 新春賀詞交歓会にて来賓の助川隆室長のご挨拶)

 

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