第28回生涯学習奨励賞表彰式 主催者挨拶

                   公益社団法人 日本通信教育振興協会
                             会長 浅井三郎

生涯学習奨励賞表彰式にあたりまして、ひと言ご挨拶を申し上げます。

まずはじめに、受賞される皆様に、心からご祝辞を申し上げたいと思います。本当におめでとうございます。
また、本日は、生涯学習で成果を上げられた皆様のために、文部科学省の本省の生涯学習政策局から、民間教育事業振興室長の助川隆様が、ご来席くださっています。
助川室長、ありがとうございます。
また、本日は受賞者の皆様の他にも、学習指導員の先生方も多数ご出席くださっております。ありがとうございます。

さて、皆様は、社会通信教育の講座のうちで、生涯学習奨励講座として当協会に認定された講座を受講され、大変に優秀な成績で修了された方であります。
生涯学習奨励講座は、数ある社会通信講座の中でも、学習のカリキュラムや学習支援体制など厳正な審査基準に合格した講座でありまして、これを優秀な成績で修了された皆様は、その分野での教養と実力を確実に身につけておられるはずでございます。

通信教育は、独立学習ともいわれ、誰にも強制されないで自分の意志で学習を進める独立自尊の学習システムを基本としております。
皆様は、基本的には、自助努力をもって優秀な成績をおさめましたことに、敬意を表したいと思います。

本日頂く文部科学大臣賞は、実は大変な賞であります。なかなか頂けるものではありません。
例えば、有名な国立や私立の大学を優秀な成績で卒業しても、もらえません。 それだけ文部科学省が生涯学習としての社会通信教育を重要視しているということでございましょう。

通信教育は よく「いつでも」、「どこでも」、「だれでも」学べるといわれておりますが、私は、それに「いつまでも」加えまして、生涯にわたって、もっと深くも学べる生涯学習社会のエースであると申し上げたいと思います。

さて、「教えることは、すなわち、学ぶことでもある」と言われます。生涯学習社会とは学んだ成果を、今度は社会に生かしていくということでもあります。優秀な皆様は、今度は教える側に立ってみてはいかがでしょうか。当協会では生涯学習の学習支援者としてのスキルを学んでいただくための講習を行っております。学習指導員を養成する講座で学んで、学習指導員となられ、全国各地で活躍されている方がたくさんいらっしゃいます。
本日は、いろいろな分野の学習指導員の先生方が、お忙しい中を、この会場にお見えになっています。授賞式の後の祝賀会で、ぜひ、皆様の学習の先輩でもある学習指導員の先生方と交流をされてはいかがでしょうか。

なお、このめでたい席で、はなはだ申し上げにくいことなのですが、当協会は公益社団法人として、この表彰式を始め様々な事業を進めております。将来も発展的に事業を続けるためには新たな財源の道をひらく必要から、特定公益増進法人として寄付をお願いすることになりました。当協会に寄付をされた方には税法上の優遇が適用されるそうです。ご協力の程お願いいたします。

本日は誠におめでとうございます。

(2016年11月26日 表彰式での挨拶より)

                        

                      

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