第27回生涯学習奨励賞表彰式 主催者挨拶

                         公益社団法人日本通信教育振興協会
                                 会長 浅井三郎 

第27回生涯学習奨励賞表彰式にあたりましてひと言ご挨拶申し上げます。 まず、生涯学習奨励賞を受賞される皆様、本日は誠におめでとうございます。 今回は文部科学省から助川隆民間教育事業振興室長と、山下智子主任のご列席の中で、栄 えある文部科学大臣賞などの表彰を受けられます。 本日は週末のお休みにもかかわらず、ご来賓、受賞者の皆様、そして学習指導員の先生方、 賛助会員の皆様のご列席に感謝申し上げます。

今回受賞される皆様は、当協会認定の生涯学習奨励講座を特に優秀な成績で修了され、各 団体によって推薦され、そして今日の受賞に至った方々です。

通信教育は、「いつでも、どこでも、だれでも学習に参加できる」という点で、教育の機 会均等を担う旗手でありましたが、今や、教育基本法第3条でいうところの「豊かな人生 を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において 学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会」を作る「生涯学習」の 旗手であります。

今、通信教育は体系的に編集された教材と、コミュニケーションツールを利用した学習支 援が提供されるので、とても優れた生涯学習の方法になっています。しかし、通信教育は 誰にも強制されないで、自分の意志で学習を勧められるしくみであることには変わりはあ りません。皆様は、そのしくみを活用して、専門的な分野を学習されて、すばらしい成績 を修めました。皆様の自己啓発への意欲とご努力に対して敬意を表したいと思います。

さて、生涯学習は生涯にわたって学び続けることでございますが、その成果を社会や家庭 で実地に活用することによって、より一層知識が深まり、生涯学習につながっていくもの だと思います。また、今度は学んだ知識を生かして、人に教える側に回って、講師として 活躍することも、さらに学びを深めることになるのではないでしょうか。

当協会では、「学習指導員講習」という、いわば生涯学習分野の教員の養成を行っており ます。この講習の修了者は、公益社団法人日本通信教育振興協会の「学習指導員」として 認定されます。生涯学習の指導者として必要な知識を習得した証明が得られ、自信をもっ て活躍することができる資格です。

本日は、すでに各専門分野の学習指導員になられた先生方が、皆様の席の後方にお見えに なっておりまして、この授賞式のあとに続く祝賀会において活躍の様子をご披露していた だくことになっておりますので、ぜひご活発な交流をなさっていただくことをお勧めいた します。

当協会は、公益社団法人として事業を展開いたしております。これからも「生涯学習で学 んだ成果が正しく評価される社会」を目指して努力をしてまいります。 ご列席の皆様の今後のご活躍をお祈りするとともに、当協会へのご支援、ご指導を賜りま すようお願いをいたしまして、私のご挨拶といたします。

2015年11月28日

                      

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